学校に行くことよりも大切なこともある
子供が生まれてから、どんな母親でいたいかなー、なりたいかなーと考える場面がちょくちょくあります。
私が大事にしたいことは2つ。
・伝えることに一貫性を持つ
・今を生きることを教える
まず一つ目。
一貫性をもって接することって、私はまだまだ未熟なので結構難しくて。
例えばお茶をこぼした娘に、ある日は「気をつけようね」と笑顔で言えるのに、ある日は大きな声で「もー!気をつけなさいよ!」と怒鳴ってしまう。
娘はわざとじゃないのに、大人げないなと怒鳴った後にすぐ反省するの繰り返し。。
けれど子供からすれば、同じことをしているのに笑われたり怒られたり、頭の中は「???」ですよね。
これは私自身子供時代に、親は私に八つ当たりしてるんだ!と感じていやな気持ちになったことがあったので、なるべく大人の機嫌で同じことへの接し方を変えないようにしようと心がけています。
もちろん人間ですから、完璧にしようとは思わないし、もし私が悪かったらそのあときちんと娘に謝ればいいと気楽に考えています^^
そして二つ目。
「今を生きる」という言葉は、"Seize the day"や、ロビン・ウィリアムズ主演の映画"Carpe Diem"など、一度は目に耳にしたことがある方も多いと思いますが、私はこの言葉が大好きです。
今日いちにちを「自分が」満足いくように生きること。
煩わしいことはあれど、ごきげんに過ごせること。
これ以上に幸せなことはなく、これでいいのだと、娘に伝えたい。
明日のために、未来のために努力をする。
努力というと固いけど、ほんのちょっと頑張って、片付けでもなんでも、自分が億劫に思ってることをできた、そんなことだって、自分が満足いくようにその日を過ごしたと言えますし、自分をほめていいと思います。
人生はそんなことの積み重ねで、億劫を乗り越えると習慣になり、習慣は自身の成長へとつながるのではないかと。
私が、「今を生きること」として思い出すエピソードがあります。
中学生の頃、しし座流星群大出現!ということがあり、平日でしたが、母が急遽長野県の蓼科の旅館を予約し、その日は学校を休んで流星群を見に行こう!と誘ってくれたのです。
当日、深夜がよく見えるとのことでしたが、育ち盛りの私はもう流れ星なんていいよと早々に眠ってしまいました。
ですが、母は夜中に「すごいよ」と起こし、それでも眠くて起きられない私の布団を、窓際まで引きずっていき、「ほら」と見せてくれたのです。
寝ぼけ眼で空を見上げると、そこには本当にビュンビュンと星が流れ、それはそれは綺麗で、一気に目が覚めたことを今もよく覚えています。
学校という小さな社会へ毎日通い、勉強をしたり友人と過ごすことは成長するのに大切なことですが、少しくらい休んで、自然のおもてなしをありがたく受け取ることって、とても素敵だと思います。
当時は、見に行って良かったなぁくらいですが、そこから社会人となり、自分も親になった今、それをしてくれた母が何を伝えたかったのかなど、色々と思いを馳せるところがあり、私にとって幸せな記憶であり、私も娘にそうでありたいと思うのです。
「幸せな記憶」を沢山残してあげたいです^^
色々適当な日があっても、同じ家の中にいる人へ感謝し、大好きだと伝える。
私は毎日伝えています。もし自分に何か起きたとき、少しでも後悔がないからです。
自分が納得いくように生きること、生きられる環境があるということは、幸せなことですね^^
Seize the day.